くまかぶの投資ブログ

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新興バイオファーマが製薬企業の未来となる!

みなさんんにちは、くまかぶです。

 

今日は製薬業界の今後とどのような企業に投資すべきかを考えていきたいと思います。

 

僕みたいに高配当株投資をしている方々は製薬企業と言ったら、アッヴィ【ABBV】やジョンソンアンドジョンソン【JNJ】、グラクソスミスクライン【GSK】を思い浮かべると思います。これらの企業はメガファーマで、年間何兆円もの売り上げがあります。

 

製薬企業は研究開発費が非常に高く、売り上げに占める研究開発費が20%を超えることもあります。他の業界で有名どころだとアップル【APPL】が5%程度で、アマゾン【AMZN】であっても12%ほどしかないことを考えると、製薬業界の研究開発費の高さがうかがえます。

 

では、なぜ製薬企業はそこまで研究開発費を投じる必要があるのかというと、新規の薬を開発することが難しくなってきているからです。新薬開発が難しくなっている理由として、これまでに幅広い疾患に対する薬が出てきており、残っているのが難しい疾患であることが考えられます。

そこで製薬企業は新規の薬を開発するために、他社が開発した新薬の種を買う方向に向かっています。

つまり自社開発以外にもM&Aを積極的に行うことで生き残ろうという戦略にシフトしています。

 

そこで注目したいのが新興バイオファーマです。

 

IQVIA社のレポートによれば、2018年の開発パイプラインのうち80%、売り上げのうち14%が新興バイオファーマ(EBP)のものだそうです(下図)。

 

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IQVIAより引用

 

この図からいえることは、現在の新薬の種はほとんどが新興バイオファーマが握っている、そして大手製薬企業はこのままの状態が続けば、世の中に出すことができる薬の数が減る(≒売り上げ減少)ということです。

 

そのため、大手製薬企業は新興バイオファーマの買収等に奔走しています。

最近でいえばファイザー【PFE】が1兆円を超える金額でアレイバイオファーマという会社を買収することが発表されました。この会社の2018年の売り上げは180億ドル程度しかないにもかかわらずです。

なぜ、その規模の会社が1兆円という金額(バイオファーマ株価に60%上乗せした価格!)で買収されるのかというとやはり魅力的なパイプラインがあるからです。

詳しくは別の機会に説明したいと思いますが、アレイバイオファーマはかなり多くのがん治療に適応できるであろう薬の種を有しています。そして、そのような薬を見つけることができる独自の実験系があると思われます。ファイザーはそこに魅力を感じて買収したのかなと僕は思いました。

 

このように、大手製薬企業は将来有望な薬の種を持つ、または薬の種を見つけることができる実験系を持つ新興バイオファーマをどんどん買収していくことになると思います。

 

そのため、今後投資すべき製薬企業は以下の2点です。

  • 巨額M&Aが可能な資金を有するメガファーマ
  • 将来有望な薬の種、実験系を持つ新興バイオファーマ

 

製薬企業は淘汰の時代が始まっています。今大丈夫な企業であってもいつ没落するかわかりません。そのため、製薬企業に投資する際にはしっかりと事業内容とパイプライン、キャッシュフロー等を確認する必要があります。

 

次回はどのような薬を開発すれば儲かるのかを考えてみたいと思います。

 

それでは!